ステッカーの種類

sticker

白塩ビ

ステッカーとしては、一番ポピュラーな材料です。
材料自体にもツヤ・ケシの両方がありますが、通常はケシの材料を使用しています。但し、ラミネート加工をする場合、ツヤもケシもラミネートの選択によって決まってしまいます。
地色のついた色塩ビや透明塩ビなどもあります。

ユポ(ユポタック)

非塩ビ素材な為、環境負荷が少ない材料として利用されております。
合成紙とも呼ばれます。紙と書いていても紙ではなく、PP(ポリプロピレン)を主原料にしていますので紙とプラスチックの長所を備えたプラスチックといえるでしょう。
但し、貼り付け後に剥がす必要がある場合は選択を避けた方が無難といえるでしょう。
ユポの構造自体が3層構造をとっている為、シート自体が脆くなり場合により層間剥離が発生してしまうこともある為です。

ネーマー

PETのベース材料にアルミ蒸着がされており、剥離紙を剥がした糊面は銀色になっています。
地色は金(青金・赤金)、銀、白(白コート)があります。
その他に細かい引っ掻き傷をつけた金・銀色のヘアライン(HL)があります。
また、それぞれの材料に対しツヤとケシがあります。

反射材

表面に当たった光がガラスビーズの働きで光源に向かって反射するシートのことです。
よく、車の後ろなどに貼られておりますので、よく目にしていると思います。
ガラスビーズが基材に練り込まれていたため、シート自体は脆かったですが、最近ではPETを基材に使用しているものも出てきています。
こちらは剥がす際にも剥がしやすくなっております。
交通安全のステッカーや神社のお守りステッカーとしても利用されています。

蛍光

いわゆる蛍光色のシートです。
光ったりする訳ではないですが、視認性が高いのでやはり目立ちます。
インパクトがほしい時に最適です。
シート自体の屋外耐候性はそれほどでもなく、半年~1年程度と言われております。

蓄光材料・蓄光インキ

太陽光や屋内の蛍光灯などの光を吸収し蓄光させ、夜間など暗くなると発行し、ぼんやり明るく光ったように見えます。
非常用の表示物などに利用されたり、スイッチなどに張られたりします。
蓄光には以下の表現方法があります。
1.蓄光素材で全体を光らせる事が出来る蓄光材料を利用したもの
2.一般素材に蓄光インキで印刷し必要部分のみを光らせる蓄光印刷
3.一般素材に蓄光ラミネート材で加工し、全体を光らせるようにしたもの(ご要望の方は要相談)

サテン

サテン生地なので光沢感があります。それに糊がついたステッカー用素材です。
衣服などに張り付けることが出来るので、イベントなどでスタッフ用にバックステージパスとして、参加者用にゼッケンとして、入場者用に入場証(チケット)などとして使用されます。
油性サインペンで文字を書き込むことが出来ます。

フロア広告ステッカー

販促効果や誘導効果のあるフロア広告用のステッカーです。
対象商品のそばに貼ることで、非常に大きな広告スペースも確保でき、注目度が抜群です。
また、案内・誘導サインとしても効果的に使用することが可能です。
表面のラミネート材は、通常歩行に対して十分な耐久性や耐摩耗性を有しています。
また、店舗などの一般的な床材に対して剥がす際にも剥がしやすい糊を使用しております。
(使用に関しては、屋内環境を想定しております。)
また、人目に付きやすく人の手にも届きやすい箇所(販売台上や什器など)にもおすすめです。

ホログラム

キラキラした目に留まる独特な風合いで、他のものと差別化が出来ます。
アイキャッチ効果が高いです。
また、偽造防止のために用いることもあります。

マグネット

自動車などの車体や、看板、冷蔵庫などによく貼られるノベルティーグッズなどなどよく目にする材料ではないでしょうか?
取り付け取り外しが簡単便利なのであらゆる場面で重宝されています。
最近では地域の防犯パトロールなどと印刷し、車に貼り付けたりされますよね。
厚みは主に0.8mmと0.6mmがあります。屋外用途では0.8mm厚をお勧めします。
また、色つきのマグネットシートもあります。(黄・赤・緑・青・黒・橙・蛍光色・反射材・蓄光材etc.)

裏面印刷(逆刷・両面)

絵柄を反転させて印刷することで裏面から貼り付けて見ることの出来るステッカーに仕上ります。
裏印刷には大きく以下の3つの方法があり、デザイン内容や仕様などで使い分けています。
【1】白印刷
 透明部分を生かしたステッカー(デザインに透明部分が有るもの)
【2】白押さえ
 ステッカーに透明部分が無いステッカー(白ベタを全面に印刷します)
【3】ユポ押さえ
 ステッカーに透明部分が無いステッカー(ユポを全面に貼り合わせます)
【2】の白押さえよりムラ無くきれいに仕上ります。
 両面印刷には大きく以下の2つの方法があり、デザイン内容や仕様などで使い分けています。
【4】印刷のみ
 鏡像印刷した後、白+グレー+白と印刷し、さらに表面を印刷する。
【5】貼合せ
 鏡像印刷した後、白印刷+ユポなどで貼合せ、さらに表面を印刷する。

透明テトロン(PET)

透明材料では一番ポピュラーな材料です。
透明を生かしたデザイン表現や裏貼り用ステッカーなどで利用します。

ステッカーとシール・ラベルの違い

ステッカー   シール・ラベル
屋内 場所 屋外
2~3年以上 期間 短期
風雨・紫外線に強い 対候性 弱い
1枚~1万枚 主なロット 1000枚~数十万枚
フィルム系 主な素材 紙系
車両・店舗サイン・注意表示・工業用途など 主な用途 商品・品名シール・パッケージラベルなど